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骨密度検査方法について

骨密度検査方法について

こんにちは。 放射線科の中西です。 今回、骨密度測定に関するお話をさせていただきます。 骨密度を測定する方法はいろいろな方法があります。 ① QUS法・・・超音波を用いてかかとで計測する方法 ② MD法・・・両手のレントゲンを撮影し計測する方法 ③ DEXA法・・・2種類の低いエネルギーのX線を利用し計測する方法 まず、①の方法は検診センターなどでよく使用されています。X線を使用しないためドラッグストアなどでも計測することが出ます。しかし、温度や湿度などによりばらつきが出やすいという欠点があります。 ② の方法は手のレントゲンを1枚撮影するだけで計測が可能な為、診療所などで普及している方法です。しかし、手の骨の性質上骨密度の減少が捉えにくいという欠点があります。 ③ の方法は一番詳しく計測できる方法と言われています。 当院の骨密度計測機械も腰椎と大腿骨近位部で計測するものを用いています。 DEXA法は放射線を用いるため被曝が・・・と心配されるかもしれませんが、胸のレントゲンで使用する放射線量の約1/3と健康状態に影響のないごくわずかな量ですのでご安心ください。 計測にかかる時間は約5分程度です。仰向けになって寝ているだけで終わります。 結果が出るまでに約5~10分お時間をいただきます。 皆さんは定期的に骨密度計測されていますか? 「昔に計測して大丈夫って言われたから私は大丈夫!」「運動もしているし、カルシウムも摂っている!だから骨粗鬆症じゃない!」と思っていませんか? 当院を受診する患者さんからは「思ったより低かった・・・」「今気づけて良かった」というお声をいただいています。 骨粗鬆症は健康寿命と密接な関係があります。 健康寿命とは『日常生活を自立して行える期間』です。 骨粗鬆症による骨折は寝たきりにつながり、寿命さえも縮めてしまいます。 いつまでも健やかな人生を歩みたいと思われる方は今の骨密度がどのくらいなのか知ることも大切です。 検査に関することで心配なことがありましたら、放射線科スタッフまでお声かけ下さい。

3月31日まで受診可能な無料検診

2025.02.12

医師より

3月31日まで受診可能な無料検診

乳腺科/外科 井戸田愛です。 年度末の時期になりました。やるべきことが重なったり、いろいろな行事があったりと忙しい時期でもあります。 年度末までに忘れずにやっておきたいことの中に体調管理のための検診があります。 今年度受診できる検診は受けられましたでしょうか。 3月末まで無料で受けられる検診もありますので、ご紹介いたします。 ① 2024年度特定健康診査について 名古屋市国民健康保険に加入している40歳以上の人がいる世帯に「受診券」および「健診のご案内」を2024年5月末に郵送されています。今年度の特定健康診査の受診は2024年6月1日から2025年3月31日まで受けることができ、当院で実施可能です。 ② 2024年度がん検診について 当院で乳がん検診、大腸がん検診、肺がん検診、前立腺がん検診、胃がんリスク検診を受けることができます。 がん検診はワンコイン検診と無料検診があります。 該当年齢の方(表参照)と70歳以上の方は無料で受けることができます。名古屋市の住民登録がある住所に2024年6月に無料クーポンが送付されています。クーポンがなくてもご住所と生年月日が確認できるもの(運転免許証など)を提示することにより、無料で受診できます。  上記以外の年齢の方はワンコイン検診が可能です。 2025年3月31日まで受けることができます。 ③ 骨粗しょう症検診 40歳以上70歳以下の女性で5年ごとに受けることができます。 2025年3月31日まで受けることができます。 ②③について表にて対象年齢をご確認下さい。 詳しい内容については外科診察室でご相談ください。                       文責 乳腺専門医 外科専門医 井戸田 愛