ブログ

blog

第36回日本臨床スポーツ医学会学術大会にて、井戸田仁医師、熊澤医師、平野佳代子理学療法士が発表されました。

第36回日本臨床スポーツ医学会学術大会にて、井戸田仁医師、熊澤医師、平野佳代子理学療法士が発表されました。

こんにちは。
理学療法士の平野です。

2025年11月2日・3日に、千葉県の幕張メッセで「第36回日本臨床スポーツ医学会学術大会」が開催されました。

学術集会のテーマは「ライフパフォーマンスを高めるスポーツ医学」でした。これまで数多くの先生方が築き上げてこられたスポーツ医学の知識・技術を、国民の生活に役立てるための多くの講演や話題提供があり、大変勉強になりました。地球温暖化、健康寿命と平均寿命の乖離、さまざまな影響による生活習慣の問題などに対し、本学会から発信されることは非常に素晴らしいことだと感じました。
参加者はスポーツ医学に携わる専門家が2,000名を超え、活気に満ち溢れていました。
当院からも多数のスタッフが参加し、多くのことを学ぶことが出来ました。

医療法人承継会からは、シンポジウムで2名、一般演題で1名が発表いたしました。
井戸田仁医師は、シンポジウム「2026アジア・アジアパラ競技大会のメディカルサービス」にて、メディカルサービスの概要について講演されました。
2026年9月から10月にかけて、愛知・名古屋でアジア・アジアパラ競技大会が開催されます。
東京2020大会後、国内初の総合スポーツ大会となりますが、選手村がない初めての大会となります。
メディアでも報じられておりますが、さまざまな要因により、準備に困難も生じているようです。
我々も大会の準備に関わらせて頂いておりますが、皆で知恵を出し合い工夫し、新しい形態でのメディカルサービスが提供できるよう、努力していきたいと思いました。

熊澤医師は、「アスリートにおける中足部基部疲労骨折例の検討」を一般演題で発表されました。アスリートに多いオーバーユースによる障害で、治療が難しい部位です。多くの症例を重ね、より早くかつ確実に競技復帰できるよう、医学の進歩に期待したいところです。

私は、日本スポーツ理学療法共催シンポジウム「スポーツに取り組む人々をささえるメディカル&コンディショニングスタッフの働き方-持続可能な活動を目指して、多様性とワークライフバランスの追求-」をテーマに、「スポーツ理学療法に携わる理学療法士の働き方についての現状と課題」について発表いたしました。働き方改革のもと、ワークライフバランスが重要視される社会となってきました。我々が関わる、医療およびスポーツ現場では、遅れがちな分野です。医師、理学療法士、スポーツ科学者によるセッションが行われ、今後に向けた有意義な討議ができたと思います。

このように、盛り沢山の学術集会でありましたが、参加したひとり一人が、学んだことを少しでも患者様へ還元できるよう、努力して参りたいと思います。

平野 佳代子

【その他資格】
日本理学療法士協会認定理学療法士(スポーツ)
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
【社会活動】
バトントワーリング全日本トレーナー
ナゴヤゴールデントワラーズトレーナー
トヨタ車体クインシーズメディカルサポート
豊田通商バドミントン部メディカルサポート
豊田市ボッチャ協会トレーニング強化スタッフ
日本スポーツ理学療法学会理事
愛知県理学療法士会 2026アジア・アジアパラ競技大会支援委員会委員長
愛知県理学療法士会スポーツ推進協力者
愛知県アスレティックトレーナー連絡協議会理事
国民スポーツ大会愛知県本部役員
名古屋市指定管理者選定委員